理想点解析・多次元展開法・項目応答理論
空間モデルの特定を目指して
2024-07-16
点呼投票データでのハンズオン
司馬 博文
10/01/2024
10/03/2024
ベイズ統計におけるモデル選択/モデル平均のためには,異なる次元を持つパラメータ空間を往来するような MCMC サンプラーが必要になる.
点呼投票データに対しては (Clinton et al., 2004) がベイズ的なアプローチを創始した.
その際は政策空間の適切な次元 \(K\) に対しての(ドメインエキスパートによる)事前知識を自由に取り入れられる点が利点とされた.
ここでは政策空間の適切な事件 \(K\) も推論の対象としたベイズモデル選択法を,1度の MCMC サンプリングで実行することを考える.
二項選択モデルで,説明変数の次元が大きく,説明変数間の交互作用が強く,また事前分布の裾が重い場合,特に困難な事後分布を定める.
このような設定はベイズ計算手法のベンチマークに適している (Chopin and Ridgway, 2017).